コミュニケーション能力が大切

看護師が快適に働くためには、コミュニケーションの高さがポイントになります。仲間内で評判のよい看護師、また患者から人気の看護師に共通するのは、コミュニケーション能力が高いことです。看護師が提供する看護は医療サービスであり、表情や話し方などが患者に大きな影響を与えます。説明がわかりにくい、相手を責めるような話し方をする、滅多に笑顔を見せることがない、といった看護師は敬遠されがちです。

コミュニケーション能力の高さは、先天的なものだと思うかもしれませんが、後天的な要素のほうが大きく影響しています。つまり、本人にその気があれば何歳になってからでも高められるのです。コミュニケーションの基本は相手を尊重すること、そして不快感を与えないことが挙げられます。子どもの頃に学校の先生から、人の嫌がることをしてはいけないと聞かされた人は多いでしょう。これこそが、まさしくコミュニケーションの基本です。

自分の何気ない言動を振り返ってみて、相手に不快感を与えていないかチェックしてみましょう。人は他人のことを評価するのは得意ですが、自分自身を客観的に判断するのは苦手です。この苦手な部分を克服することが、コミュニケーション能力の向上に欠かせません。相手の態度は自分の鏡だといわれており、なぜか周りが自分に冷たいと感じる場合、自分自身の言動に問題がある可能性は無視できないです。相手に高圧的な態度を取っていないか、不愉快にするセリフを吐いていないかなど、冷静に自分自身を客観視してみましょう。

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